香港映画の全盛時代を支えた、スタントマンの実話、ドキュメンタリー。自分が好んで見た香港映画でも、俳優はずいぶん危ないことをしていたが、それでもワイヤーに吊るされていた。この映画は、その一世代前、ワイヤー無しに高層階から飛び降りていたスタントマンの話。中には命を落としたり、重い後遺症を負った人もいたという。狭い土地に高層の建物が並ぶ香港には、高さを生かしたスタントが良く似合う。しかし、生身の人間の実演には、思わず目をそむけたくなる恐ろしい場面も。 MI-2のジョン・ウー監督の記事を読んだことがあり、そこには「香港では出来てもハリウッドでは出来ないことがある」と書かれていた。華やかな香港映画、それ…