こんにちは。きのひです。 「藍の糸」 中島 要 著 を読みました。 2013年7月18日第一刷発行 江戸は神田岩本町にある一膳飯屋「だるまや」の娘、お糸。 おっかさんはお糸が子どもの頃に亡くなってしまった。 今日もお糸は父親の清八(せいはち)と二人で朝から暑い中お客をさばいていました。 お昼時もすぎてやっと店内のお客も減ってきたころ入り口近くで赤ん坊の泣き声がした。 暑いので店の戸口は開けっ放しです。 表で赤ん坊が泣いていれば当然耳に入るが親の声がしない上に泣き声が大きくなるのはどうしてだろう。 お糸は胸騒ぎを覚え急いで表に出てみました。 「お、おとっつぁんっ」 天水桶(てんすいおけ)のすぐそ…