慌ただしいが、楽しい日だった。 仕事や冠婚葬祭、医療介護や親戚づきあいとは全く関係のない友人と久しぶりに会って食事をした。もちろん透明な衝立越しではあるが、カフェのご飯を食べて雑談をしてコーヒーを飲む時間なんて、何ヶ月ぶりだろう。そもそも前に顔を合わせたのが春か冬だった。 午後は仕事関係の人と打ち合わせ。といっても、こちらは自宅でテレビ会議。どちらも昔お世話になった方々で、半分は思い出話や近況報告だった。全員が下戸だから、「またいつかお茶でも」が別れの挨拶。とはいえ、彼らとは熱烈に再会したいわけではない。たぶん3人がそう考えているだろう。 夕方には親戚が蓮根を持ってきてくれた。味よりも活用範囲…