クモル145形とクル144形は、1979年から1981年にかけて101系の改造名義で製作された新性能配給電車です。 従来の旧型車両から改造された既存の配給電車の老朽化が進み、かつブレーキ性能面などから山手線や京浜東北線に導入が予定されていた ATC への対応が困難であったことから、これらの車両の置き換え用とされました。 車体は、冷房装置などの重量物や大型部品が運べるよう、トラックの平ボディ車のようにその大半の屋根が撤去され、運転席の後ろ(屋根のある部分=有蓋室)は小型部品の運搬や職員の輸送用のスペースとなりました。 台車・主電動機・電動発電機などは改造元の101系から流用されましたが、新規に製…