サポートルーム

法律がニガテな校内サポートルーム支援員が、自分で理解できる言葉でサポートルームに関する法律を読み解いています。 今回は三本目です。 一本目はこちら→校内サポートルームを生んだ法律（法律は苦手だけど！） 二本目はこちら→SR設置の義務、守られてる？ 三本目はこちら→最終目的は自立！SRの本質を語る法律 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下は文部省HPの該当ページアドレスです。 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律の公布について（通知）：文部科学省 また、この法律を基に不登校支援について詳細な指示を出している文書がこちら。 「不登校児童生徒への支援…

法律がニガテな校内サポートルーム支援員が、自分で理解できる言葉でサポートルームに関する法律を読み解いています。 今回は三本目です。 一本目はこちら→校内サポートルームを生んだ法律（法律は苦手だけど！） 二本目はこちら→SR設置の義務、守られてる？ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下は文部省HPの該当ページアドレスです。 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律の公布について（通知）：文部科学省 また、この法律を基に不登校支援について詳細な指示を出している文書がこちら。 「不登校児童生徒への支援の在り方について（通知）」令和元年10月25日：文部科…

「先生、これであってる？」計算問題を一問解くごとに尋ねる児童A。 「待って！まだ丸付けしないで！まだ！」全部解き終わってもなかなかこちらに見せようとしない児童B。 サポートルームを利用する児童は『間違える』ことを極端に嫌うことが多いと感じています。まるで、間違える行為が「悪」であるかのように。 友人とのトラブルが原因で登校できない時期があったAは、半年以上授業が受けられず、その期間のフォローアップもされないまま学年が終わろうとしていました。 また、字を書くことそのものに苦手意識のあるBは、どの科目でも丸の数が少なく、自己評価がとても低い印象がありました。 2人に共通するのは「間違えることはダメ…

初めてサポートルームを利用する児童について、事前に職員室でいろいろと情報収集をします。児童に関する情報がまとめらているものがないので、探偵並みに聞き込みが必要。 その時たまたま職員室にいる教員と世間話をするように、話をどんどん引き出します。家族構成よりも先に出てくるのは保護者の風貌、保護者と児童の関係など。もちろん「どんな性格の子でどんな友達付き合いがあるのか」というのも大変参考になります。 が、ここで落とし穴が。 教員が知っている児童の姿がその子本来の姿かどうかは、会ってみなくては分からないということです。特に気を付けなければいけないのが、「物静かな児童」。 「周囲との関係をシャットアウトし…

サポートルーム勤務初日に発見したホコリについて。 保健室前で生徒2人と「はじめまして」の挨拶を交わし、一緒に階段を上がり、サポートルームの鍵を開け入室しました。 もちろん事前に部屋は下見してあります。前任者からの引継ぎは何もありませんでしたが、どこに何があって…と確認する必要もないほど、何もない部屋でした。 机以外は。 その部屋は元々コンピュータールームとして使われていたらしく、重くて大きな机が壁際にいくつも並んで部屋の中央を取り囲み、居住空間を消費していました。 が、部屋自体が普通の教室サイズで広いので、それほど不自由は感じません。 不自由どころか、生徒たちの遊び道具に持って来いだったのです…

私が小学校に赴任してまだ間もない頃、実際に目の前で見たことです。 その教室では授業中の立ち歩きが数名、教室からの脱走が数名、机上でのお絵描きが数名、教師から見えない位置でのクラスメイトへの迷惑行為が数名いました。 午前中の一番長い休み時間、ほとんどの生徒が校庭へ出払い3人ほどが残る教室で、50代と思しきの男性クラス担任が些細なことでベテラン男性教諭に叱責されました。 しかしそれは「叱責」という言葉が不似合いなほど見下した、温かみのない言葉の槍であったと個人的には思います。 連鎖はここから始まります。 そのクラス担任が授業中、ルールに反する口答えをしたという理由で、自分の腰ほどしか背丈のない小学…