いわゆる学校のこと。 教師や教育関係者の視点からの言い方。
学校って、寒いんです。あの広い部屋に、ヒーター1台。そして今年は密室禁止なので、うっすら窓を開け、廊下側の扉開けてます。 授業中に座っている生徒たちの足元は結構寒い。私達教師は立っているので、まだまし。 そこで持ち上がった「ひざ掛け問題」。 生徒指導の担当で係会をするというので、なんのこっちゃ思ったら、議題はこれ。「集まるまでもないじゃん。」と思っていたら、いるんですね。反対する人。「私は違和感あるな〜」と。曰く「んじゃネックウォーマーとか手袋と何が違うの??」だそうです。 「足元寒いから、ひざかけ」という論議のはずが、なんだか違う方向に。たっぷり30分。
何かを変えようとするとそれを望む人もいるが望まない人もいる。そんな時にはどうしてそれが必要なのかを丁寧に説明し納得してもらえるまで待つようにする。学校現場はそうやって物事を進めることが大事で上意下達のような方法ではいい結果を生まない。 何年も続けてきた教育活動の廃止や変更、新たな取り組みに抵抗を感じ反発した人も少なくなかった。国旗を全教室に掲げたこと、生徒名簿を混合から男女別にしたこと、足利市歌を全生徒が歌えるようにしたこと、県の特別活動部会が作成していた「担任必携」を廃止したこと、2年生で実施している宿泊学習をスキーから林間学校に変更したこと、離任式を新年度ではなく年度末に行うことにしたこと…
教育現場には教職員の負担を軽減するという意識に欠けると過去のブログで書いたが、相変わらずなのかもしれない。久しぶりに顔を合わせた現職教員に、いつ頃退職したのかを問われたので、その年度を告げると、「いい時に辞められましたね。今はもっと大変です」と現状を知らされた。 年度始めには年度の計画を全職員で検討するので、忙しい時期ではあるが、負担を軽減するとの視点でしっかりと見直す必要がある。管理職の姿勢が大いに問われる時でもある。 現職教育としての研修内容は、学習指導、生徒指導、進路指導、特別活動、人権教育、道徳教育、特別支援教育、情報教育などが取り上げられる。そして、学習指導や道徳教育の研修では研究授…
2007年(平成19年)10月、地元代議士の政策秘書の案内で文科省に出向き、教育現場で感じていること(詳細は過去ブロ「教育建言」)を初等中等教育企画課長と企画課総務係長に述べた。官僚が校長や教頭として出向できるようにと特にお願いし話を終えた。 2009年4月、品川区立大崎中学校に文科省の官僚が校長として赴任したことを知り、これから何人もが教育現場を経験できるようになれば現場が違和感を感じるような教育施策も少なくなるだろうと思った。 教育現場への出向は浅田和伸元校長本人の強い希望で実現したとのことで、「我々がやっている国の教育行政の仕事が果たして教育現場から見て頼りにされ共感されるものになってい…
過去のブログ「尊い仕事なのだが」で、教職員を含め教育関係者には多忙な教育現場を改善するという気概に欠けていたと書いたが、益々忙しくなっている状態らしい。 精神疾患による休職者が5千人になる状況であれば、精神科で薬を処方されている人はその何倍になるのだろう。日ごろ元気に働いている職員から「実は病院で…」と打ち明けられ驚いた記憶がある。 家族や今後のこともあり絶対に無理をしないよう話したが、こちらが知らないだけで他にもいるかもしれないし精神科での診察に迷っている職員もいるかもしれないと考えると、教職員の負担軽減は何が何でもやらなければならないと感じた。そして、教師は立派でなくてもいい、普通であれば…
数日前に「研究職ママさん」の書いた記事に触発されて「学校教育と社会的活動能力の差」について書いてしまいました。 (研究職ママ様、何度も勝手に引用して申し訳ございませんが、話の導入部として非常に面白いので使わせていただきました。ご了承ください) その後も研究職ママさんは続けて記事を書かれていますが、さすがに理系研究者とあって緻密な論理構成でじっくりと考えられているようです。 また、お子様が小学生ということでまさに現在の教育の影響と強く受ける年代でもあり、非常に緊迫感が感じられます。 selfmanagementforkids.hatenablog.com こちらはその点「昔の理科系」で思い付きで…
('A`) < さらば、7×まとめ 毒男です。 更新遅れて申し訳ないです。アホみたいというか、アホの文量になっちゃって。その分熱と愛を込めました。粗熱と偏愛。 先ずは日記。小学生の頃から重宝していたSSまとめサイトの消滅に気付き、2021年ワーストの出来事が確定しました。あと11ヶ月弱残ってますが、確定です。ろくな挨拶も出来ずじまいで家族や親友を喪う辛さを久々に味わっています。 気付いたのは3日だったんですが(サイト消滅自体は恐らく去年)上手く言語に起こせなくて、先週、先々週のブログには書けてませんでした。でも時間をかけて呑み込んで、簡単な言葉で充分だったんだなと、今はそういう気持ちです。 7…
今、学術分野やビジネスの分野を中心に、ポストコロナ時代やAI時代を生きる上で必要な力が次々と提示されています。その中心に居座るのはコミュニケーション能力であるのは周知の事実。今、教育や企業も有為な人材を育成し、採用するにあたり、コミュニケーション能力に重点を置いています。 それはひとつ、「グローバル化」というワードを抜きには語れません。新型コロナパンデミックはグローバル化を後退させたという見方もありますが、一度堰を切った「コミュニケーション本流」の水流を止めるのは難しいでしょう。学生時代のみならず、社会人においても英語力が求められる一方で、今やTOEICは大学生や社会人の必修試験の様相を呈して…
こんにちは。 新型コロナウイルスの影響で、オンライン会議やオンライン飲み会など、オンラインがグッと身近になってきたことを感じます。 学校では、文部科学省がすすめる「GIGAスクール構想」にそって、学習用パソコンが児童1人1台ずつ貸し出されることが決まっています。また、教育現場でZoomやユーチューブのライブ配信が活用されているようです。 子どもたちをとりまく教育環境はどう変わっていくのでしょうか。 ニュース等で、GIGAスクール構想やICT教育という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。 今日は国が進めるGIGAスクール構想とはどういうものなのか、日本の教育を大きく変えるICT教育について…
先日、高橋和巳先生の「見立てセミナー」を受講した際にも思ったことですが、どうして日本の学校教育現場って「最終的には~~をするために~~を学ぶ必要があるのです」と明確なゴールを示してはくれず、「とりあえず、今はこれ勉強しといてよ!この先のどこかで恐らく必要だろうからさ!」的なアプローチで学習を進めようとするんでしょうか?わたしが現役の学生だった頃もそうでしたから、30年近く変化していないと言うことになります。 こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく) 作者:中井 久夫 発売日: 2007/05/01 メディア: 単行本 先日から中井久夫先生の『こんなとき私はどうしてきたか』を読ん…
仕事を速くするには「スケジューリング」が大事!紙の手帳を使いこなし、スケジュールを主体的にコントロールする方法を解説しています。役立つ話も多かったけど「紙の手帳」へのこだわりには、ちょっと無理も感じました。 例えば昨今リモート勤務だったりすると「オンラインでのチームスケジュール共有」は必要不可欠でグループウェアを使わざるを得ない状況です。逆にみると「グループウェアやクラウドの仕組みがあったから、それなりにリモート対応できる仕事が結構あった」ということで、働き方の自由度をあげてくれているともいえるのでしょう。相手が話している前でメモをとるのは問題ないが、キーボードを打つのは失礼だと感じる人もいる…
文字の見た目を端末に依存させない このブログでは、Webフォントで文字を表示しています。 以前はWebフォントを使わずに文字設定を変えていました。見られる環境の人だけに表示されていればいいやという感じでした。 というのも、Webフォントを使わない場合は、表示する端末にその文字が登録されていないと、いくら設定しようがその見た目で表示することはできません。 逆に、Webフォントを使えば、どの端末でも同じ見た目の文字を使えるようになります。
「やめられない、とまらない〜」という、ビールと大変相性のいいスナック菓子の古典的コピーが、この本を読んで脳裏によみがえりました。頃よく日も暮れたので、さっそく飲み始めましたが、手元にリアル<かっぱえびせん>がないのは...痛恨の極み。 2016年に各種雑誌や新聞に掲載された短文(長くても原稿用紙数枚)を77篇を集めた「ベスト・エッセイ2016」(日本文藝家協会編、光村図書)。気が向いたら本を開き、日数をかけての拾い読みにぴったりと思っていたのに、あっ、もう全部「食べて」しまった。 掲載作家を五十音順に並べると、朝井リョウ、浅田次郎、あさのあつこ....で始まり、最後は綿谷りさ。一篇一篇に異なる…
バイデン政権一日目にして早速『トランス女性(男)が女子競技に参加することを禁じてはならない』と大統領令に署名。黒人フェミニストが「我々のおかげで大統領になったのに!」と憤慨しているが、トランプ憎しでバイデンの公約・ポリシーを無視して民主党に投票したあなた方の責任。Trump knew. pic.twitter.com/L5hTJDx2xR— Blah🇺🇸 (@yousayblah) January 24, 2021 男子部門でうだつの上がらない自称トランスジェンダー女性の男性が女性選手に混じって競技、奨学金やランキングをさらっていくばかりか、その体格差から大怪我を負わせる危険もある。女性を尊び…
今日直が、はっぴーちゃんが言ってたんだよ〜って教えてくれた言葉。 『成功者とはしあわせを感じられる感受性の豊かなひと』 みたいな日本語だった気がする。 これは、 今日、わたしが きぼうのいえをやっておうちへの 最後の家賃を振り込んできて、 いろいろ感慨深くてさ。しみじみと、 家賃ってすごいなあって思ったんだよね お金払ったら、 自分では到底作れない、 家っていう物体が自分のものになるんだもの。 そこに自分のお気に入りのものを置いて、 やってみたかったことをやって、 自分流のデザインにして、 自分にとって心地のいい空間をつくっていく。 そしてそこでわたしは きぼうのいえっていう生業がやれて いろ…
こんばんは。 今回は、大学生の堕落について書いていこうと思います。 先日、友人と話していたところ、 大学生の堕落がテーマとして上がったので、 僕の見方について書いてみようと思います。 大学生となると、大人扱いされますし、できることの幅も広がるため、 人によっては堕落してしまう人もいるだろうと思います。 堕落の定義は、いろいろあるとは思いますが、 「欲望に飲み込まれること」 と今回は捉えます。 堕落しやすい理由① お金を稼げるから 大学生になると一番変わるのが、お金事情だと思います。 アルバイトがいくらでもできるようになるというのが大きいですよね。 一人暮らしだといくらか節約しなければならなかっ…
昨日の朝日新聞2面の中央公論新社の全5段広告の一部である。中公新書の新刊の一つとして『フランクリン・ローズヴェルト』が出るという。コロナ禍で冷え込む経済状況など困難な局面にあって、大恐慌と世界大戦に挑どみニューディール政策に取り組みアメリカ史上唯一4選された大統領を取り上げるのはタイムリーな出版だと思う。さらにいえば今、盛んに喧伝されるグリーン・ニューディールについても参考となるべき点も多いのではと、思わず手に取ってみたくなる。 しかしちょっとした違和感がこの書名にはある。アメリカの大統領としては、リンカーン、ケネディと共に名前が出てくるほど著名なこの人の名前は、長くフランクリン・デラノ・ルー…
こんな記事を教えてもらった。 lineblog.me この本の書評ですね。 流行に踊る日本の教育 作者:石井 英真,熊井 将太,川地 亜弥子,藤本 和久,赤木 和重 発売日: 2021/01/09 メディア: Kindle版
数学が嫌いだから文系に進むという人、すごく多いイメージですし、実際何人か見たことがあります。 別に文系科目が好きというわけでなく、別に文系でしか学べないことが学びたいからというわけでもなく、数学が嫌いだから文系に進むという人です。 個人的にはそんな理由で決めちゃうのもったいなくないと思います。 大学に入ると専門的なことを学ぶわけですが、ほとんどは興味関心が無ければ普通に乗り越えることはきついかと思います。(少なくとも僕は化学が好きじゃなかったら留年してたと思います。) 何も学ばず、4年間、過去問やらコピペやらで乗り越えるなら話は別ですが、それは時間が無駄すぎると思います。サークルや部活で得られ…
土曜日の午後より、みやざきNPO・協働支援センターさん主催、【ヒムカレッジvol.4 『地域協働で子どもをはぐくむ』 「みんなの学校」上映会】に、zoomで参加しました。参加理由は簡単。どこにも行かずに、無料で木村先生のお話を聴けるから。 「みんなの学校」は、飯塚でも上映されたし、北九州でも上映されました。でも、どちらも、参加予定にしていながら、思いがけず理由が出来て、いまだに見ることができていません。ちなみに、「みんなの学校」は、大阪市住吉区にある公立小学校「青空小学校」の日々のドキュメンタリーです。↓ ↓ ↓こちらは、青空小学校についての参考に。 kokocara.pal-system.c…