1952年から続く名古屋城のシカ飼育が、個体数2頭・繁殖不能という構造的危機に直面している。市議会ではオスの導入と繁殖再開の提案がなされ、市は外部施設との連携に着手。名古屋城の風景を守るための制度判断が問われている。 名古屋城のシカが2頭に市が絶滅回避へ譲受検討 広告の下に記事の続きがあります。ペコリ 名古屋城の内堀で飼育されてきたシカが、最盛期の56頭から現在はわずか2頭にまで減少している。高齢のメス2頭のみが残され、繁殖も困難な状況にある中、名古屋市は絶滅回避に向けた制度対応として、外部施設からの譲受を検討。市議会と市長が対応を協議する動きが進んでいる。 見出し 要点 飼育開始 1952年…