展覧会『小泉圭理「しゃくとり虫」』を鑑賞しての備忘録KOMAGOME1-14casにて、2024年9月11日~23日。 いずれも「しゃくとり虫」と題した絵画で構成される、小泉圭理の個展。《しゃくとり虫(Reference: Le Corbusier, Modulor)》(1800mm×900mm)は、頭に腕を載せた人物の姿を描き、その右側に、中央に1辺10cmの正方形の穴の開いた1辺30cmの正方形のタイルが縦に6枚並ぶ、キャンヴァスを支持体とする油彩画。但し、画面は方形ではなく、身体や「タイル」(内部の穴も)の輪郭線に沿って切り出した形である。画題にある通り、人体の寸法と黄金比とを組み合わせ…