舞台は終戦後の大阪。登場人物はほぼ日本人。となればつい邦画かと思いますが、制作国はアメリカという2018年の映画です。「仁義なき戦い」あるいは「アウトレイジ」にも似た空気を感じつつも異色なのは外国人がヤクザとして生きていく斬新さで、これがなかなか新鮮なタッチで何気に見応えがあります。主演はジャレッド・レトー。そして日本勢は浅野忠信や椎名桔平が存在感を示します。映像はどことなく薄暗い感じでそれがまた毒々しさを出している感じで良かった。さらには戦後の大阪という舞台もどのように再現しているのか分かりませんが、いい雰囲気を見せてくれます。もっともそれが当時の大阪なのか判断できる人もいないかもしれません…