間違いなく源流のひとつ(イメージ) 序章:常識を超越する魅力の正体 映画『プラン9・フロム・アウタースペース』を観て、そのあまりのチープさに爆笑した経験はありますか? あるいは、特定の昭和歌謡を聴いて、その突拍子もない歌詞やアレンジに「これはすごい…!」と震えたことは? これらは、世間一般の「良いもの」という基準からすれば、到底当てはまらないかもしれません。しかし、私たちはなぜか、そうした作品に抗い難い魅力を感じ、時に熱狂的なファンとなり、何度も見返したり聴き返したり、果ては崇拝すらすることがあります。 この不思議で逆説的な魅力こそが、「悪すぎて良い(So-Bad-It's-Good)」と表現…