「フェイブルマンズ」(原題:The Fabelmans、2022)は、監督のスティーヴン・スピルバーグの自伝的作品。 自伝だが、虚実混交ともいわれ、どこまでが脚色かわからない。映画評論家・町山智浩によると、スピルバーグは「嘘つき」(笑)だそうだ。スピルバーグ自身が「この映画はたとえ話ではなく私の記憶なのです」と語っている。作品は、ゴールデングローブ(GG)賞で作品賞(ドラマ部門)と監督賞を受賞。 主人公のサミー・フェイブルズマンは、スピルバーグの7歳から18歳くらいまでの子供時代を反映。小学校低学年で、映画館に響き渡る列車の激突シーンをを見て衝撃を受け、恐怖を覚えるが8mm映写機に映したものな…