音楽を楽しんでいる時くらいは常にハッピーな気分でいたいよね。そのようなことを思うようになってきました。若い頃は音楽と共にダウナーになってみたり感傷的になってみたり、いたずらに自分を痛めつけていたりもしたのですが、このところはその道具として音楽を利用することもなくなり、ただ自分を自分たらしめる時間に必要な養分が音楽であると、そのような事を考えるようになってきたのです。自分自身が年齢を重ね、少しは老成の域に入りつつあることもその理由の一つでしょう。あの未曾有のコロナ禍を経て、音楽と自分との関係性がより強固なものとなったこともあるかもしれません。ライヴやコンサートにマメに足を運ぶようにもなりました。…