「死体を探せ!」 「死体を探せ!」布施英利 最近読んだ本からもう1冊。 美術と医学、両方の視点を持つ著者ならではの評論。 以前、たしか「24人のビリー・ミリガン」に書いてあったセリフが気に入り、レオナルド・ダ・ヴィンチを引き合いに出して、Facebookに書いたことがあるが、美術と医学は近しい関係のようだ。 この本「死体を探せ!」にはもちろん、ダ・ヴィンチのことも出てくる。 著者によると、ダ・ヴィンチ以前のヨーロッパでは「ダンス・マカブル」と呼ばれる、踊る骸骨の絵が描かれた。 解剖図に描かれる骸骨も、生きているかのように、ポーズを取っている。 (ダンス・マカブルと言うと、荒木飛呂彦の「ゴージャ…