よく、自分が見ている世界について、自分の内的な精神的な世界と外側の物理的・物質的な世界に分けて考える事があると思います。 今回は、自分は意識であるという観点から、見方を変えて、内的な世界も外的な世界も区別なく、自分と思っている主体を取り囲む世界が、自分という意識を生み出していると考えてみたいと思います。 自分という意識は、基本的には、自分の身体の中にあります。眠っている時はその意識はまどろんでいて覚醒状態としては低いですが、起きている時は意識の覚醒状態は高いと言えます。意識は、身体の状態を反映して、弱くなったり強くなったりしています。その意味で、意識とは、身体から生み出されていると言えます。 …