こんばんは、紫栞です。 今回は、東野圭吾さんの『ゲームの名は誘拐』をご紹介。 あらすじ 腕利きの広告プランナーである佐久間駿介。金を稼ぎ、適当に女遊びをして順風満帆な日々を過していた彼だったが、ある日、手掛けてきた一大プロジェクトをクライアントの副社長・葛城勝俊の鶴の一声によって潰され、プロジェクトのリーダーからも外されてしまう。 屈辱感に満たされて酒に酔った佐久間は、出来心から直接会って問い質してやろうと葛城の屋敷へと出向く。葛城邸を前にして逡巡していると、若い女が屋敷から塀を跳び越えて抜け出す場面に遭遇した。 女は葛城勝俊の娘・樹理で、血の繋がりがない母や異母姉妹との折り合いが悪くて家出し…