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ハネカクシ

(動植物)
はねかくし

コウチュウ目(甲虫目、鞘翅目) 多食亜目 ハネカクシ上科 ハネカクシ科に属する昆虫の総称。一般的に上翅が短縮して腹部背面が露出しており、短縮した上翅の下に機能的な後翅を『隠して』いることから、ハネカクシの和名がある。
世界から50000種あまりが知られ、おそらく科のレベルでは地球上でもっとも種数の多い分類群である。水平分布は赤道直下の熱帯から極域まで、垂直分布では満潮時に水没する潮間帯から高山までと、非常に幅広い分布域を持っている。生息環境も多様で、他の甲虫が見られる環境には、水中を除き進出している。変わったところでは哺乳類の巣、社会性昆虫の巣などからも発見される。一般に人目につきにくいが、アオバアリガタハネカクシなど、衛生害虫として扱われているものもいる。
極めて多くの種を含んでいるグループであるが、その全容の解明には程遠く、未だに多くの新種が発見されている。
過去にアリヅカムシ科、デオキノコムシ科とされていたものは、いまではそれぞれハネカクシ科の一亜科とされている。(現在流通している一般的な図鑑類には、それぞれ独立した科として掲載されているものが多い)。2009年、コケムシ科が新たにハネカクシ科に組み入れられた(ハネカクシ亜科群の一亜科に格下げされた)。
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