ロベルト・シューマン(1810-1856)の1842年の作品。もう何度聴いたかわからないくらい聴いています。でも、いまだに第3楽章(12:23~)にさしかかると涙腺崩壊。「美しくも切なく」とはこのメロディーのためにある言葉です。それから、ロマン派嫌いのグールドですら正規録音があるくらいなので、フーガ的な歌いまわしも随所に見られます。バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲(BWV1043)にもどこか似ている。そんなわけで、この曲は、これからもたぶん、マイベスト室内楽であり続けるでしょう。 Schumann: Piano Quartet No. 1 / Daishin Kashimoto, Gi…