「皐月賞・G1」(20日、中山) 双眼鏡越しに、丁寧な仕事ぶりがうかがえる。開門直後の午前6時半、主戦の石橋脩を背に登場したピコチャンブラックは17日、角馬場でウオーミングアップした後に美浦ダートを1周して心身を整え、Wコースへ移動。最終リハに臨んだ。 1週前に美浦W6F80秒0-35秒9-11秒3とハードに追われており、直前は単走でしまい重点のソフトな内容。ただ、前進気勢が強過ぎる同馬にとってはそれがかえって難題なのだが、鞍上の指示に従い、はやる気持ちをグッとこらえてフィニッシュへ。6F85秒9-37秒4-11秒4の数字通り、解き放たれてからの伸び脚は鋭かった。 1週前追い切りは「時計にズレ…