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フィリップ・K・ディック

(読書)
ふぃりっぷけーでぃっく

Dick, Philip Kindred

SF作家

  • 1928年12月16日、アメリカ/イリノイ州シカゴ生まれ
  • 1982年3月2日、アメリカ/カリフォルニア州サンタ・アナにて心臓病により死去

 映画ブレードランナーの原作者(「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(ハヤカワ文庫SF))としても有名なカルトSF作家。
 他にも、トータルリコール(追憶売ります)、スクリーマーズ(変種第二号)、マイノリティ・リポート(少数報告)などが映画化されている。
 哲学的な問題を多く含み、生涯「偽者・本物」というテーマを追いかけた。作風的にも内容が古くならず、今後も読みつづけられていく作家だと考えられる。(ディックブーム五年周期説というのが過去にあった)
 独自の世界感と高いユーモアセンス、思わず感情移入してしまう登場人物たちなどが魅力的。
 アイデアを元に作品を組み立てる作風で、短編同士を結合させて長編を作っているパターンが結構多い。その意味でも、短編集から読まれるのも良い選択。長編では破綻している作品もかなりある。


早川文庫が「破綻の少ない代表作」を主に紹介していたため、末期のサンリオ文庫で比較的できの悪い、カルト的な長編が大量に紹介された。その大半は創元SF文庫で再刊された。
なお、創元SF文庫は一時、「ディックの未訳のSF長編をすべて出す」と宣言していたが、その雄図は途中で断念された。

長編

短編集

ノンフィクション

  • ローレンス・スーチン編『フィリップ・K・ディックのすべて -ノンフィクション集成』(ジャストシステム)

評論・研究書等

  • フィリップ・K・ディック・リポート(ハヤカワ文庫SF)
  • ユリイカ P・K・ディックの世界(青土社)
  • ユリイカ P・K・ディック以後(青土社)
  • SFマガジン 1982年7月号『フィリップ・K・ディック追悼特集』(早川書房)
  • SFマガジン 2000年6月号『フィリップ・K・ディック特集』(早川書房)
  • 悪夢としてのP・K・ディック―人間、アンドロイド、機械(サンリオ)
  • 銀星倶楽部12『特集フィリップ・K・ディック』(ペヨトル工房)
  • PKD博覧会(アトリエサード)
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