この社会には「プチ富裕層」という人たちが存在します。一般的な定義はありませんが、ここでは「金融資産が数千万円~数億円」の人たちとします。大金持ちではないが、相当な経済力の人たち。 2019年の野村総研の推計によれば、金融資産5000万円~5億円の世帯数(野村総研の分類だと「準富裕層」と「富裕層」の合計)は約466万世帯にのぼります。 「どうしたらプチ富裕層になれるか」に関心がある人は多いでしょう。でも私は「富裕ではない立場で、プチ富裕層とどうつき合うか」に関心があります。 *** 466万世帯のプチ富裕層――これは、2019年の日本の総世帯数5180万のうちの約9%、つまり1割弱。相当な割合で…