日本の対米輸出に重大な影響を及ぼしつつあるトランプ関税をめぐる日米交渉について、打開のめどが全く立たないというのに、アメリカ側の発信は真逆のイメージを振りまいている。そこがなんだか不安でたまらない。 ベッセント長官は、赤沢大臣との交渉について、2日のXできわめて明るいトーンを発信している。 「公正かつ相互的な貿易の実現に関する議論を進めるため、赤澤良成大臣と、ジェイミソン・グリアUSTR代表、ハワード・ラトニック商務長官と共にお会いできて光栄でした。私は、日本が米国と迅速かつ前向きに関与していることに引き続き大いに勇気づけられており、両国間の重要な諸問題に関して近いうちに合意に達することができ…