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ホホバオイル

(動植物)
ほほばおいる

ホホバオイル JOJOBA-OIL

【ホホバとは】

■『ホホバ』は過酷な砂漠で育つ多年草(ツゲ科)の植物です。

■1971年マッコウクジラの捕獲禁止により、オイルを採るためにホホバの栽培が本格的に始められました。

マッコウクジラのオイルとホホバオイルには類似点が多く、アリゾナ大学の研究によってホホバに多くの優れた効果があることが発見されました。

またネイティブアメリカンはホホバオイルを『砂漠からの黄金の液体』と呼び、ホホバの種から採ったオイルを食用油・傷の治療・肌の乾燥防止・髪の手入れ・ヤケドや湿疹の治療などに使用していました。

■ホホバの木は砂漠の過酷な自然環境でも生きていけるように、「ワックスエステル」を含んだ脂層で木の表面を覆っています。

人間の角質も同様に、人体の角質にホホバと同じワックスエステル(*1)が含まれ、水分調整しているのです。

(*1) ワックスエステル

ワックスは油脂類の中でもロウ類(ワックスエステル)と呼ばれ、高級脂肪酸と高級アルコールのエステル物をいいます。

350.000種の植物を鑑別した結果でも多量のエステルを含む植物はホホバ以外にはありませんでした。

ホホバの分子構造は人の細胞構造と非常に似ているため、人間が本来作り出すエステルとホホバのエステルが同じ成分なのです。


■ホホバオイルは数あるスキンケアオイルやマッサージオイルの中で、一番高級で万能なオイルです。

■ホホバオイルはキャリアオイル(*2)として、全てのエッセンシャルオイルの特性を生かせることができます。

(*2) キャリアオイル  エッセンシャルオイルと混ぜたホホバオイルは、エッセンシャルオイルの成分を皮膚から体内の血液やリンパ液に浸透させて運んでくれる(=キャリア)ことから、その性質上「キャリアオイル」とも呼ばれます。

■ホホバオイルはすべてのタイプの肌に安全で、たくさんの有効成分を含み健康や美容に効果をもたらします。

■ホホバオイルは医療でも、患者の皮膚科のヤケド治療・アトピー性皮膚炎の保湿に、また人工心臓の潤滑油として使われます。

ドクターやナースにとっては、消毒液やラテックス手袋から肌を保護します。

■産婦人科では、アロマセラピーと妊娠線の予防と乾燥肌に使用します。

■美容サロンでは、頭皮エステ・育毛剤・スタイリング剤として、また頭皮改善・育毛効果のメニューとして最も効果の高いホホバオイルが髪と頭皮の健康改善に人気です。

■美容エステでは、アロマオイルとブレンドでフェイシャルメニューに。

■脱毛コースの肌の仕上げに。

■老人介護ホームでは、お年寄りの乾燥肌・寝たきりの患者さんの肌の保湿とかぶれ予防に。

また入浴回数の少ない肌と髪・頭皮の匂いの解消に使用されています。

■ネイルサロン、除光液から保護、保湿しツヤのある爪にします。

■リフレクソロジーで、かかとや足の裏の固くなった肌と保湿に。 またタコや角質のできにくい足に体質改善として。


【ホホバオイルの使用上の注意】

◆大きなボトルから小さな容器に詰め替えして使用します。

雑菌が入らないように注意して、特に大きなボトルの中栓には直接手で触らないで下さい。

◆使用後は、必ずキャップを閉じて下さい。

◆雑菌の混入を防いでください。特に大きなボトルに雑菌が入ると全部ダメになってしまうので注意してください。

◆直射日光から離れたところで保管してください。

◆火気高温の場所には置かないで下さい。

◆敏感肌の方は、腕の内側でパッチテスト(*3)をしてから使用して下さい。

(*3)バッチテスト=アレルギーテスト  腕内側など皮膚の柔らかい部分に10円玉大に塗り、20分放置します。赤みやかぶれなどがなければ使用してもOK!

◆異常があるときは、使用しないで下さい。

◆冬など温度が7℃〜8℃以下でホホバオイルは固形状になりますが、容器をぬるま湯に浸ければもとに戻ります。

品質には、問題ありません。

◆目などには、直接使用しないで下さい。その場合は、ぬるま湯ですぐに洗い流してください。

◆通常ホホバオイルは、酸化速度が他のオイルと比較しても遅いのが特徴ですが、一般的な保管状況から約2年、またホホバオイルに雑菌が混じるとカビ(黒い浮遊物)が生じますので、その時は使用を避けてください。

なお白いふわふわしたものはホホバに含まれるリン脂質ですので安全性には問題ありません。

【ホホバオイルの特徴】

■角質の硬化を防ぎ、肌を柔らかくきめ細やかにします。

■皮膚呼吸を促進して、新陳代謝を助けます。

■皮膚内部への浸透性に優れています。

■エッセンシャルオイルを皮膚内部へ浸透させます。(キャリアオイル)

■酸化・変質しないので、肌に安全です。

■高温に強く揮発性がなく、毒性を抑え、アレルギー肌・敏感肌にも適用します。

■皮膚への浸透力とサッパリとした使い心地・保湿の持続力・殺菌力がありますので、敏感肌やアレル

ギー・アトピーなどにも使えます。

■毎日使う基礎化粧品(化粧水・乳液・保湿ジェル・メイクアップリムーバーなど)のかわりに使えます。

さらにいえば、肌のために一番いい脂は自分の皮膚から分泌される皮脂であり、ホホバに含まれるワックスエステルを含んだ脂層は人体の角質と同じワックスエステルが含まれているため、市販の化粧品より肌に優しく、非常に効果があります。

また市販の化粧品に含まれる石油系・界面活性剤・色素・香料・カルボマー・パラペン・ゲル化剤などの指定成分の心配もありません。

油分の入った化粧品を使い続けると、表皮は自分の力で潤おうとしなくなり、乾燥肌になっていきます。

化粧品を選ぶ時、成分中に油分・アルコール・合成界面活性剤などが入っているものはできる限り避けるべきです。

(参考)■人間の肌は、角質細胞・セラミド・皮脂によって守られています。皮膚の水分保持に重要なのがセラミドと皮脂です。

★セラミド・・・角質細胞の間を埋め、水分を維持する役割。

セラミドがあれば角質の水分が保たれ、外部からの刺激に対するバリア効果もあります。

★皮脂・・・・・角質層の表面をコーティングして水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守ることが出来ます。

ホホバオイルの分子構造は人間の体の細胞構造と非常によく似ています。ほかの植物オイルよりも皮膚になじみやすく奥深くまで浸透するのでお肌の奥から潤いを与えてくれます。乾燥肌の改善のためには、「水分」と「油分」と「保湿成分」の3つを効率よく補給することが必要です。


■アトピー性皮膚炎  ホホバオイルは、多くのアトピー性皮膚炎の保湿剤として皮膚科で使用されます。

■保湿の持続力、殺菌力がありますので、 敏感肌やアレルギー、アトピーなど、肌の特に弱い人の保湿にも使用できます。

■ヤケド肌の治療と改善  ホホバオイルは、ヤケドの皮膚を改善する優れた働きがあります、実際に多くのヤケドの皮膚の後が改善されています。

■軽いやけどの跡は、確実に消えます。

■ヤケドにはホホバオイル+ラベンダーオイルがとてもよく効果があります。

■肌のしみ  特に黒いシミには効果的です、患部に集中的に塗布してください。



【ホホバオイルをキャリアオイル(ベースオイル)として利用する方法】

ホホバオイルは、すべてのタイプの肌に安全で多くの有効成分を含み、健康や美容に大変効果をもたらします。

豊富なアミノ酸・ミネラル・ビタミン(皮膚の角質化や乾燥を防ぐ「ビタミンA」 髪の再生を促進する「ビタミンD」 細胞の活性化や血流を促進する「ビタミンE」)を含み、殺菌作用、ケラチン構成効果があります。

一般的にエッセンシャルオイルと混ぜてマッサージします。

■マッサージを始める前の準備

☆体の汚れや汗はシャワーなどで流し水気も良くふき取って,清潔な肌でマッサージしてください。

☆落ち着いた雰囲気のライトダウンされた部屋で音楽などを聞きながら、信頼できるパートナーと行うと効果的です。

■マッサージ後、マッサージオイル(ホホバオイル)は拭き取らず、そのままにします。

エッセンシャルオイルの有効成分が効果的に体内を流れるように、8時間以上拭き取らないのが原則です。

■マッサージの効果

☆血液循環とリンパ液循環を促し、疲労や不調の原因となる体内の老廃物を取り除きます。

☆内分泌を高めて、消化器系器官の働きを正常にします。

☆頭痛、肩こりの緩和と予防になります。

☆神経系をなだめ、疲労回復に役立ちます。また深い眠りを得ることで不眠症を防ぎます。

☆循環系を調整し、高血圧を抑制します。

☆気管支の炎症や粘膜の炎症を鎮め、呼吸器系の不調を軽減してくれます。

☆脳内ホルモンのエンドルフィンやエンケファリンの分泌を高め、免疫系を刺激して抵抗力を高めます。

■ホホバオイルとエッセンシャルオイルのブレンドの方法

☆ホホバオイルに1〜2%の精油を混ぜてマッサージオイルを作ります。

☆多量のブレンドを作らずに必要な分量を作りましょう。

☆濃度は一般成人の場合、顔1〜2%、手足.身体1〜3%でブレンドします。

■トリートメント(マッサージ)の方法

☆軽擦法・・・皮膚を軽くなでる方法

☆強擦法・・・手の平や指先でなでたり、こすったりする方法

☆柔ねん法・・・筋肉や皮下脂肪をもみほぐす方法

☆叩打法・・・筋肉の上でリズミカルにたたく方法

☆圧迫法・・・体重を乗せるようにして、手の平や指でゆっくり圧迫する方法

■トリートメント(マッサージ)の基本

☆トリートメントオイルを手に取り、手の平から指先までなじませ温める。

☆トリートメントしたい部分に手の平全体で、さする様な感じでオイルをいきわたらせるように塗る。

☆手の平全体を使ってもむようにトリートメントをする。

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