「足りなければ、満たせばいい。空っぽならば、埋めればいいのよ」 小説「マカン・マラン(23時の夜食カフェ) 第3話『世界で一番女王なサラダ』」(古内一絵 著) で、カフェのオーナーである「シャール」が、自信をなくしている客の「さくら」に対してかけた言葉。 下請けライターである「さくら」が、仕事に対する自分の存在に関して虚しさを感じて、自分は空っぽな人間だと嘆いている場面。 「・・・忙しいばかりで、ちっとも自分の実績にならない仕事。 『今のままじゃ、いくら頑張ったって、結局なんにもならないんです。クライアントの意向に添って動くのが下請けの仕事だし、どれだけ働いても実績にはならないし、このままじゃ…