タミヤから発売されている、モーターにて自走する小型の模型自動車。名前の通り四輪駆動である。
後述する「ダッシュ!四駆郎」にはじまり、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」などの漫画の爆発的ヒットを受け、社会現象と呼べるほどのブームになった。自動車模型としては日本一の売り上げを誇る。
なお、商標はタミヤが保有(商標登録第2168392号)しており、他社の類似製品では「ミニ四駆」を名乗ることができない。
「公式イベントであるジャパンカップが、ミニ四駆の次世代商品として発売された「ダンガンレーサー」にシフトを始めたことにより、ミニ四駆そのもののブームは一気に衰退していく。
第二次ブームが進むにつれ、大人が金銭的技術的コストを投下し、社外パーツや極端な改造などを施したマシンが「街角サーキット」を席巻したことにより、本来のターゲットである子供達が熱意を失っていった過程は見過ごせない。
タミヤの公式イベントですら、勝てるマシンを作るためには多大なコストと時間を必要とするようになった結果、子供達の手の届かないホビーになったミニ四駆は衰退してしまった。
「最近は昔ミニ四駆を卒業した人々が復活して細々と楽しんでいる」という見方もあるが、RC同様に速いマシン、勝てるマシンを作るためには驚くほどのコストが必要なホビーとなってしまっている。
参考 田宮模型の仕事―木製モデルからミニ四駆まで(ネスコ、1997)ISBN:4890369503、(文春文庫、2000年、ISBN:4167257033)