── RottenTomatoesが71%と76%、IMDBは6.3だった。RottenTomatoesやIMDBをよく見るじぶんとしては逡巡を感じる点だった。つまり、なんかどっちつかずで迷っている点だと思った。 なぜそうなるのかというと批評家には素直なタイプとそうでないタイプがいて、とりわけ芸術値の高い映画では、素直じゃない批評家がじぶんの本当の気持ちに反する雷同型支持を投じるために、結局まあまあな点へ落ち着くことになるから──なのだった。が、アネットは、良いか悪いかわからないかのどれかであって、まあまあな映画じゃない。 じぶんもこの映画がわからなかった。ちなみにわたしはレオスカラックスの映…