Kurt Vonnegut(1922年11月11日-2007年4月11日) カート・ヴォネガット(Jr.)。小説家。
1922年アメリカ・インディアナ州インディアナポリス生まれ。2007年死去、84歳。
第二次大戦中にドイツ軍の捕虜となり、米軍の「ヒロシマ・ナガサキに並び称される」、悲惨な無差別空爆・ドレスデン大空襲を体験。作品「スローターハウス5」に反映されている。
SF的な作風の作品を書き続けたが、本人は「SF作家」というラベルを嫌った。
本人手書きのイラストも組み込まれることもある、ポップな文体。SF的な奇想と、非常にクールな視点と、ヒューマニズムの入り混じる物語。
60年代は、若い世代の間で「カルト作家」となった。
また「作家は坑道のカナリヤである」という持論でも知られる。
作品内にしばしば登場する、「B級SF作家」キルゴア・トラウトは、シオドア・スタージョンがモデルであったと言われる。
また、日本語の訳文は、村上春樹の文体に影響を与えていると言われる。