レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「スローターハウス5」(1972)です。 この作品は、ニューシネマの代表作「明日に向かって撃て」(1969)でブレークしたジョージ・ロイ・ヒル監督が、映画化したい題材を好きなように映画化した作品の様に思えます。原作はカート・ボネガット・ジュニアの同名の小説です。 恥ずかしいことにこの映画を見る迄、私はドレスデン大空襲(死者数約13万5000人)について何も知りませんでした。 作品は、多分に実験的で反戦映画だが反戦を叫ばす、戦争映画だがSF仕立てという一風変わった作品になっています。そう、まったく同じとは言いませんが…