満1歳のお誕生日をお祝いするお餅で、1歳まで無事に成長したことをお祝いすると同時に、これからも健やかに育つことを祈る伝統的行事。
誕生餅、一升餅、一生餅または踏み餅、背負餅(しょいもち)など地方によって呼び名が異なる。
一般的なお祝いの仕方
一升の丸餅を子供の背中に背負わせます。普通、風呂敷でお餅を包みますが、今は小さなリュックサックに入れて背負わせることもあるようです。1歳の子供ですから、お餅を背負って歩く事は少なく、背負って這い這いするのが普通です。また、背負ったまま動けなかったりすることもあるようです。一升の 誕生餅はそれだけで約2000グラムありますから、まだ立てなかったり、ようやく立って歩けるようになったばかりの1歳の子供には重過ぎる事でしょう。
風呂敷で背負わせる時は、首には掛けないで肩から脇に掛けて背負わせます。
誕生餅は、一生餅と呼ばれることもあります。人の一生とお米の一升とを掛詞にしているようです。一升で大きな丸餅ひとつにするのが一般的ですが、地域や、家庭によっては、紅白の丸餅を使う事もあります。また、必ずしも背負わせるとは限らないようで、 お餅の上に立たせる地方もあり、お祝いの仕方は 各地で様々にあるようです。