残業代を1分60円とすると、毎日10分、15分残業することで、ビール代を稼ぐというような発想になっている。とにかくミクロにかぞえだしている。ザ・チリツモである。 時間の切り売りをミクロにするほど、疲労感が増す構図になっている。それでどこかで根負けしてしまって、ひとは投機に走るのかもわからない。 どんぶり勘定はよろしくないが、ザックリした数えかたで働けるくらいの職場がちょうどいい。逆に、時間をわすれてしまうようだと、いいように操られて気がついたらボロ雑巾ということになりかねない。なまじ充実するとそれで満足したりするから始末がわるい。 人間の行うあそびには流れがあり、確率以上の偏りが生じる。いちど…