源氏物語183です💐(間違っててすみません🙇) 人間はあさましいものである、 もう自分は一夜だって この人と別れていられようとも思えないと 源氏は思うのであった。 命ぜられた餠を惟光は わざわざ夜ふけになるのを待って持って来た。 少納言のような年配な人に頼んでは きまり悪くお思いになるだろうと、 そんな思いやりもして、 惟光は少納言の娘の弁という女房を呼び出した。 「これはまちがいなく御寝室のお枕もとへ 差し上げなければならない物なのですよ。 お頼みします。たしかに」 弁はちょっと不思議な気はしたが、 「私はまだ、 いいかげんなごまかしの必要なような交渉を だれともしたことがありませんわ」 と…