西条昇『びっくりしたなあ、もう 笑伝・三波伸介』風塵社を読了。 「笑点」の司会や、「減点パパ」で知られるてんぷくトリオのリーダー、三波伸介の評伝。自分が子どもの頃にはてんぷくトリオのコントをテレビでやっていて、「名月赤城山」のコントで大笑いをしていたけれど、それでも子供心に「古い」という印象があったような気がする。それ以後は、「笑点」や「減点パパ」などで見ていたけれど、すでにお笑いの人という印象は薄かったのでは。 ところが、本書を読むと「日本一の喜劇人になる」という思いを強く持っていた人なのだと初めて知った。それゆえ、「減点パパ」で評価されるのはものすごく不本意であったようだ。 やはり、三波伸…