作家。 1962年東京生まれ。立教大学大学院博士課程単位取得満期退学。専攻は文化人類学。オーストラリアの先住民族であるアボリジニを研究。 女子栄養大学助手を経て、現在川村学園女子大学助教授。文化人類学的視点を生かしたファンタジーを書く。 2002年、守り人シリーズが第25回巌谷小波文芸賞を受賞。他にも数々の賞を受賞している。 2014年、国際アンデルセン賞作家賞を受賞。
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<ハードカバー版>
<軽装版> <新潮文庫版>
「何か小説を1冊持ってきて」と母にお願いしたら、この1巻を渡されました。さっそく読みます。 鹿の王 1 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ]価格: 704 円楽天で詳細を見る 入口はファンタジーですが、ある感染症に翻弄される人々が描かれています。コロナが流行する前に出版されている物語です。まるで、予言したかのような内容です。まだ「ワクチン」という概念がない世界に、ワクチンを作り病気と闘おうとする医師。人々を守りたいという純粋な思いの裏に、ワクチンの効果を実験したいという思惑。感染したことにより、人格の変化を引き起こした主人公。感染で死ぬ人々。ワクチンは無いなりに、症状を緩和させようと画策する人。…
◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。 月末恒例のエントランス掲示紹介①です。 今月はこの作家の方々と、その言葉を紹介しました。 まず、ある書評で「超弩級の歴史小説」と称された、新聞連載の単行本化された一冊です。 池澤 夏樹∥著 朝日新聞出版2023/03 海軍軍人、天文学者、クリスチャンとして、戦前、戦中、戦後を生きた秋吉利雄。この3つの資質はどのように混じり合い、たたかったのか。史実を融合した歴史小説。朝日新聞連載を加筆修正し単行本化。 次は「守り人」のシリーズなどで人気の高い作家で、多くの物語が蔵書になっています。多くは「YA(ヤングアダルト)コー…
営業中。今日から読み始めた『香君 』。 数ページで引き込まれ、続きが気になりページをめくる。 上橋菜穂子さんの文章は、どうしてこんなに五感を刺激するのでしょう。 目で文字を追っているのに、においや手触り、音が聞こえてしまうわたくし。 どの作品も、読むたびに濃密な空気感に自分が溶けこんで一体になるような感覚になります。 ラッピング案件を終わらせて、早く続きを読まなくちゃ! #ときどき読書 #上橋菜穂子 #香君 #インテリア雑貨 #和雑貨 #江古田 #新桜台 #西武池袋線 #練馬区 #贈り物 #プレゼント #ギフト
上橋菜穂子のオススメ ファンタジー小説『香君』の紹介 上橋菜穂子といえば圧倒的な世界観と綿密な人や国との関係。 難しそうだけれど読みはじめると止められない。 和製ファンタジーも捨てたもんじゃない。 むしろ海外作品よりもいいものなのでは? そう感じられる作家のひとりです。 今回は上橋菜穂子の新シリーズ『香君 西から来た少女』を紹介します。 上橋菜穂子のオススメ ファンタジー小説『香君』の紹介 上橋 菜穂子とは? 『香君 西から来た少女』とは? 舞台 登場人物 オススメのポイント その他の上橋作品 まとめとして 上橋 菜穂子とは? 日本を代表するファンタジー小説の作家です。 作品の舞台が架空のアジ…
あらすじ・概要 祖国カンバルから逃れ養父ジグロと旅をしているバルサ。バルサはあるときタンダの村に滞在し、死者の幽霊騒ぎを聞く。その死者は、タンダがなついていたおじさんだった。 老いの哀しみと人生を振り返る瞬間と あとがきによると、短編集全体のテーマが「老い」であるらしいです。どれも哀愁漂う、切ない話でした。 「浮き籾」はバルサがタンダの村に滞在する話。 タンダとバルサが日常生活を送っているだけでしみじみとしてしまいます。過酷な旅をしてきたバルサが「普通の生活」に戸惑い、いろいろ考えてしまって他人の親切をうまく受けとることができないのが印象的でした。 「だめ人間だが一部の子どもには人気のあるおじ…
おはようございます。 1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。 今日ご紹介する本はこちら。 上橋菜穂子さん著「香君・上下巻」です!! 香君 上 西から来た少女 posted with ヨメレバ 上橋 菜穂子 文藝春秋 2022年03月24日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 香君 下 遥かな道 posted with ヨメレバ 上橋 菜穂子 文藝春秋 2022年03月24日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); この本を読んだ…
ドラマや映画になる小説を先に見るか、読んでから見るかに分かれると思います。 私はドラマはあまり見ませんが、映画を見てから原作を読むと言うこともたまにあります。 映画を見てから面白いと思って、原作を読むパターンですね。 ちょっと違いますが、私が中学生だったころ、塾の先生が「理解力が無いなら先に映画を見てから読めばいい」と原版ハリーポッターを紹介していました。 想像力が培われるのは小説先派でしょうか。 さて、今日は長編アニメ映画化した『鹿の王』の第4巻をレビューしたいと思います。 出典:Amazon ついに生き残った男――ヴァンと対面したホッサルは、人類を脅かす病のある秘密に気づく。一方、火馬の民…
年間100冊レビューを目指して読んでいた2021年の記事を公開しているところですが、今回で8冊目になります。4月で8冊目だとペースが遅いですが、ちくちく書いていきます。 出典:Amazon 攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという野望を抱えていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!? 出典:Amazon 鹿の王 3 (角川文庫) 作者:上橋 菜穂子 KADOKAWA Amazon 鹿の王の3巻目です。 話がややこしくなってきて、一つずつのエピソードは雰囲気が良いけれど、それぞれの繋がりが良く分からなく…
出典:Amazon 謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱(ミッツァル)”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか――。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!? 解説:夏川草介 出典:Amazon 鹿の王 2 (角川文庫) 作者:上橋 菜穂子 KADOKAWA Amazon また、なぜ2冊目からのレビューなのかと言うと、1巻目は昔に読んでいて記…
すっごく久しぶりに一気に小説よみました。 精霊の守り人シリーズの外伝、「風と行く者」です。 風と行く者 (新潮文庫) 作者:上橋 菜穂子 新潮社 Amazon (すでに出版されて4年以上経ってました・・・) 精霊の守り人は、18歳でたくさん持っていたマンガ本をすべて処分して、 「もうマンガは読まない」と決めてからかなりな年月(数十年)が経って、 TVも手放していた時期に、たまたまNHKでやっていた再放送ぐらいのアニメを見て、 あまりに良かったのでそれから大ファンになったのでした。 高校生当時はマンガに夢中になりすぎて、他のことが手につかなくなってしまったので、 高校と一緒に卒業しようとしてたん…
【Kindle40%ポイント還元】文藝春秋 電書の森フェア2023 (10/5まで) 【Kindle50%オフ】KADOKAWA 秋の夜長に一気読み! ミステリフェア (10/5まで) 今回は各種オンライン書店で「文藝春秋 電書の森フェア2023」「KADOKAWA 秋の夜長に一気読み! ミステリフェア」が展開されています。そこで企画対象商品からそれぞれおすすめ作品を30作品セレクトしました。気になる本があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 ※紹介作品のタイトルリンクは該当書籍のBookWalkerページに飛びます。 1.極楽征夷大将軍 極楽征夷大将軍 posted with ヨメレバ 垣…
守り人シリーズの3巻目です。1巻目に出てきた登場人物達が、総出演です。 あらすじは、人の心の「夢」を糧にする異界の花(ファンタジーすぎて設定を理解するのにちょっと酔った)に囚われてしまった人々を、どうやって救うのかを軸にして進んでいきます。主人公のバルサの戦闘シーンはあまりなく、どちらかというと呪術師のタンダが主人公です。そして、タンダを巡るちょっとしたロマンスが展開されます。まぁ、大切な人が木津つくのは誰も見たくないし、したくもないですよねそりゃ。 「花」に囚われた人たちは、自分がみたい・見ていたい夢の世界で死ぬまで過ごすことになります。でも、それに打ち勝つには、自分の意志の力が不可欠になり…
【Kindle最大30%ポイント還元】文藝春秋 電子書籍フェア (9/21まで) 今回はKindleで文藝春秋の電子書籍フェアということで最大30%ポイント還元中となっています。文藝春秋を対象とした電子書籍フェアはあまり多くないので、対象作品の中からおすすめ作品を30作品セレクトしました。気になる本があったらこの機会にぜひ読んでみて下さい。 1.光のとこにいてね 光のとこにいてね posted with ヨメレバ 一穂 ミチ 文藝春秋 2022年11月07日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle 7net honto 紀伊國屋書店 母に連れられて来た古びた団地の片隅で出会っ…
かっこよく生きたい、、 子供のころは誰しもスーパーマン、もしくはスーパーウーマンに憧れたと思う。 来年30才になる僕は、いまだにスーパーマンに憧れている 宮沢賢治、西村賢太、トムウェイツ、宮本浩次、真島昌利、竹原ピストル、上橋菜穂子、藤田和日郎、ノラジョーンズ、、 (僕のピンチを何度も救ってくれたスーパーマン・スーパーウーマンたち) 最近そんな僕の超人名簿の中に、二名の名が増えた 司馬遼太郎・斎藤道三である 司馬遼太郎作品は「燃えよ剣」「龍馬がゆく」「人斬り以蔵」、「新撰組血風録」くらいしか読んだことがなかった。面白いとは、思いつつも、20代前半の僕はどっぷりとははまらず、西村賢太の本ばかり読…
久々に小説を読んだ。 この世とあの世との狭間にある<あわい>に棲む霊狐・野火と、人の心が聞こえる<聞き耳>の力を亡き母から受け継ぐ少女「小夜」との物語。 面白かったです。 作品名はアニメ・実写化もした「精霊の守り人」(他、守り人シリーズ)の著者としても有名な上橋菜穂子氏の「狐笛のかなた」という作品。私も守り人シリーズは過去にすべて読んでいるので大ファンな作家さんです。 上橋菜穂子氏のファンタジー作品は、みな「児童文学」にカテゴライズされるが、個人的にはその練り込まれた壮大な世界観を理解するには児童には少々難しい作品だと思う。 さて、本作品には、「野火」という名の霊狐が登場する。その霊狐「野火」…
1.ボーン・クロックス(デイヴィッド・ミッチェル) 1984年夏、ごく普通の娘にすぎないホリーは、母との喧嘩で家出したある日、謎めいた老婆と出会って不思議な約束を交わします。その後、1991年には学生ラムが、2004年にはジャーナリストのエドが、2015年には作家クリスピンが、ホリーと人生を交差させる中で不思議な体験をすることになります。それは遠い過去から続く「時計学者」と「隠者」の時間を超えた戦いの一幕だったのです。『鬼滅の刃』の戦いに巻き込まれた第3者のような思いを、登場人物も読者も味わってしまいますが、死すべき運命と向き合うことをテーマとした壮大な作品です。 2.プロジェクト・ヘイル・メ…
○既読 ・5分後に不思議の国のラスト 既読:100% 再読欲:0% ・THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」 既読:100% 再読欲:25% ・おおきく考えよう 人生に役立つ哲学入門 既読:100% 再読欲:20% ・この川のむこうに君がいる 既読:100% 再読欲:5% ・さみしい夜にはペンを持て 既読:100% 再読欲:45% ・「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない 既読:100% 再読欲:0% ・しんどい時の自分の守り方 既読:90% 再読欲:0% ・自分で考えよう 世界を知るための哲学入門 既読:100% 再読欲:30…
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日系イギリス人ノーベル賞作家カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』をいつまで経っても理解できない日本人が「変わる」日は来るか - kojitakenの日記 「自分をご大層な人間だと思いあがってるkojitaken」らしい「尊大で鼻持ちならない文」ですがそれはさておき。俺はkojitakenについては「死ねばいいのに、あのカス野郎」と思うくらい不愉快なので「今日も悪口します」。 信頼できない語り手が作り出す三つの世界「日の名残り」 - ほんだなぶろぐ この本が秀逸なのは、「(ボーガス注:自己欺瞞や勘違い、思い込み等で事実と必ずしも合致しない話をする)信頼できない語り手*1」のテクニックが極めて効…
若葉ふれあい広場 pic.twitter.com/vMpIxKq3hu — tak (@tak_) August 16, 2023 坂戸市みどり町公園 pic.twitter.com/fLBeVwtwLc — tak (@tak_) August 15, 2023 ChatGPTの動作は時間経過と共にどのように変化しているのか? https://t.co/p6bJXPs6Da — tak (@tak_) August 15, 2023 昨日までに観測した本渡辺優 の 私雨邸の殺人に関する各人の視点 https://t.co/QCTYMSj6Bq 読んでた人は、男性 スーツ 50,60代ぐらい?…
獣の奏者 エリン(テレビアニメ) NHK教育テレビ、2009年1月~12月放送 原作 上橋菜穂子「獣の奏者 Ⅰ闘蛇編、Ⅱ王獣編」音楽 坂本昌之キャスト エリン*(星井七瀬)、イアル*(鈴村健一)、ジェシ*(並木のり子)、 ソヨン*(平田絵里子)、アッソン*、ナソン*(小野大輔)、 トーサナ・ジョウン*(内田直哉)、コルマ・エサル*(加藤沙織)、 ユーヤン*(高倉有加)、トムラ*(川野剛稔)、 セィミヤ*(高橋美佳子)、シュナン*(花輪英司)、 ハルミヤ*(谷育子)、ダミヤ*(石田彰)、 キリク*(楠田敏之)、ハガル*(高塚正也)、カイル*(新垣樽助)、 リラン*、エク*、アル*、ルル*、ナレー…
小説や漫画を買うことにとても戸惑いを感じる。 実用書や専門書と違って、その本を読んだからと言って何かを学べたり、つくれたり、知識が増えたりしないからだ。(と勝手に思っていた) 小説や漫画が嫌いなわけじゃない。 樫木祐人さんの「ハクメイとミコチ」、天野こずえさんの「ARIA」はアニメからはまって漫画を購入しているし、何度も繰り返し読んでいる。上橋菜穂子さんの「獣の奏者」「精霊の守り人」はヘビーローテーションして全巻揃えたし、夏川草介さんの「神様のカルテ」「本を守ろうとする猫の話」は好きすぎる。 稲垣理一郎さんの「Dr.STONE」を読んで科学ってむちゃくちゃおもしろいやん!となったり、清水茜さん…
大量にもらったアルファ米がまだまだあり、お湯を沸かすのがメインなので 最近はコンパクトになるウィスパースーパーライトの出番が多い。 あ! ライターがない。 小物を入れた道具入れをひとつザックに入れ忘れていた。 ということは、箸やヘッドライトも忘れていることになる。 エマージェンシー道具に入れていた、メタルマッチで代用しよう。 ライトも一応予備を入れている。 あ! ライトの電池がなくなっているや。 このライトはボタン電池でバッテリーは長時間持つので非常用に良いと聞いていたが、時々点灯してみないとだめですね テスト点灯したのはもう1年ぐらい前だったか。。 まあ、満月だしiphoneもあるし何とかな…
作者上橋菜穂子の「鹿の王」が原作である映画「鹿の王 ユナと約束の旅」を観てきた。田舎の映画館でさらに、夜だったので人生初の貸し切り状態での鑑賞になった。 まず感想としては、作品の世界観がよく伝わってくると感じた。原作を知っていたので、この本の世界観をどう表現するのか、興味深かったが、私のイメージと大きく外れることなく世界観が表現されていたと思う。 まず、私が気に入った部分は、自然の描写の美しさである。特に、最後の部分は鳥肌が立った。ぜひ、エンドロールの最後まで観てほしい。 この話は、色々なテーマがちりばめられており、観る人によって主題が変わる気がする。このご時世なため、感染症というところに注視…