こんにちは。薩摩琵琶奏者の中尾掌水、ヨガインストラクターのゆうこです。普段は書籍の編集者として働いています。11月11日、上野桜木にある旧平櫛田中邸で「第2回 琵琶×朗読で味わう日本の名文学」、開催いたしました。この演奏会を頂いたアンケートと一緒にレポートします。 まず琵琶の語りは「羅生門」です。平安時代の武将・渡辺綱と、羅生門に棲むと噂された鬼との対決を描く「羅生門」です。 物語は、源頼光が渡辺綱らと花見の宴をしている優美で穏やかなシーンで始まります。 ここから一転して、生臭い風が吹きわたる羅生門に場面が変わります。 「羅生門のバトルシーン、激アツでした。語りがかっこよかったです」「初めて聞…