昨日は、ヴィム・ヴェンダース監督の作品『PERFECT DAYS』を紹介しました。 kumashine369.hatenablog.com この作品の主人公は、トイレ清掃員として働く低所得の独身男性です。現代の格差社会を描いたこの物語を観て、独身無職の自分の未来と重ねて恐ろしくなりました。 しかし、この主人公「平山」には、救いがあります。それは、クラシックロックや文学、植物、フィルムカメラを愛していることです。 彼の閉鎖的な日常が広がりを見せる瞬間は、これらに触れるときです。 寡黙で無口な平山は、他人と上手くコミュニケーションを取ることが苦手ですが、美しいものを愛する心を持っています。その心が…