オリンピックと比較したときのサッカーのワールドカップ(以下単にワールドカップ)の特徴として、「大国・先進国ばかりが強いわけではない」ということがあると思います。 いわば「サッカーにおける平等」が、限界はあるものの、かなり成立しています。 たしかにヨーロッパの先進国や、ブラジルのような南米の大国が強いということはあります。 しかし、ヨーロッパのなかでも中小国に有力な国があったり、アフリカやアジアの新興国・発展途上国が強国に一矢報いる、といったことが起きたりする。 そして、世界のなかで突出した超大国であるアメリカ合衆国が、サッカーの世界では、まったくそうではない。経済大国(GDP世界3位)の日本も…