重税事業は往々にして高収益事業です。 世間で耳にすることが少ないけれど、 毎年多額の納税をしている事業の経営者なら、 心のなかで頷いていただけるはずです。 しかし、重税と聞いて思い浮かべる負担は人それぞれです。 何パーセントの税率が重税と言えるのでしょうか? 江戸時代では、全収穫量の 50%を領主が取り,残りの50%が農民の手元に残る五公五民が基本でした。 一方で、財務省によりますと、1987年には40%を超えていた法人実効税率が、2016年に始まる一連の法人税改革により、29.74%と「20%台」を実現できる水準となりました。 ここでは便宜上、現在の水準に照らして重税の税率を30%と定義しま…