古代ローマ帝国が最も安定して栄えていたとされる、AC96年〜AC180年までの84年間の五賢帝時代の、五人のローマ皇帝の事。
イギリスの歴史家エドワード・ギボンが歴史書の古典大作『ローマ帝国衰亡史』で五賢帝時代を「人類が最も幸福であった時代」と評し、パクス・ロマーナという造語で表現したが、実際はトラヤヌス皇帝時代を頂点に衰退が始まった。
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。24は「賢帝の世紀」の上巻です。五賢帝の一人である第十三代ローマ皇帝トライアヌスの二十年余りの治世を追う内容となります。トライアヌスは初の属州出身のローマ皇帝であり、ダキア戦役によるローマ帝国領土最大化・圧倒的な公共インフラ事業推進・パルティア戦役などを手掛けました。 「ローマ人の物語24」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄…
パクス・ロマーナ最盛期に活躍したローマの五賢帝は、世界史の試験に必ずと言っていいほど出題される有名で重要な人物。 一方で、実際にどのようなことを行ったのかまでは知らないという方も多いのではないでしょうか。 この記事では、五賢帝がどのようなことを行ったのか、また、五賢帝の覚え方をご紹介します。 ローマの五賢帝時代とは-五賢帝の名前や順番, 語呂合わせと覚え方, 特徴, 行ったことを紹介 パクス・ロマーナとは 五賢帝の名前とやったこと ネルヴァ(在位96年-98年) トラヤヌス(在位98年-117年) ハドリアヌス(在位117年-138年) アントニヌス・ピウス(在位138年-161年) マルクス…