日本(出身)の作家 1937年(昭和12年) 東京都に生まれる。 日比谷高校、学習院大学文学部哲学科卒。 イタリアに渡ったのち、1968年に作家としてデビュー。以降、「ローマ人の物語」を始め数々の著作を送る。 2006年12月、1992年から刊行されていた「ローマ人の物語」がついに完結した。 吉田望事務所の顧問でもある。
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。32は「迷走する帝国」の上巻です。「危機の三世紀」と呼ばれる時代に突入したローマ帝国における第二十一代ローマ皇帝カラカラ(紀元211~217年)・第二十二代ローマ皇帝マクリヌス(紀元217~218年)・第二十三代ローマ皇帝ヘラガバルス(紀元218~222年)・第二十四代ローマ皇帝アレクサンデル・セヴェルス(紀元222~235年)までの治世25年弱を描き、以後軍人皇帝の時代に突入していく流れとなります。 「ローマ人の物語32」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めま…
1995年の9月30日発行の日本人作家塩野七生が書いた古代ローマのユリウス・カエサルに焦点をおいた作品。 この本の最後には「賽は投げられた」とあり、ルビコン川を渡ったところで終わっている。 この小説の次の『ローマ人の物語Ⅴ ユリウス・カエサル ルビコン以後』が続きでエジプトのクレオパトラの女を使った政治や「ブルータス、お前もか」が読めると思ってわくわくして図書館で借りようと思う。 そもそもなんで古代ローマを知りたいと思ったかというと私の記憶が正しければ今から2000年以上前の古代ローマではすでにいろいろな政治方法があると聞いて、私もいろいろ知りたいな、と思って。 共和制から王制、独裁制、三頭政…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。31は「終わりの始まり」の下巻です。第十七代ローマ皇帝コモドゥス暗殺後の四年間の内乱期(第十八代ローマ皇帝ペルティナクス→第十九代ローマ皇帝ディディウス・ユリアヌス)を経て、第二十代ローマ皇帝セプティミウス・セヴェルスの治世を機に、ローマ帝国の統治システムの均衡が崩れ変化していく過渡期を描いています。 「ローマ人の物語31」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史につ…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。30は「終わりの始まり」の中巻です。五賢帝の最後を務める第十六代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの治世後半とマルクス・アウレリウスの息子であり第十七代ローマ皇帝コモドゥスの12年間の治世を描いた内容となります。歴代ローマ皇帝では暴君と名高いカリグラに並ぶくらいの不適切なローマ皇帝の振る舞いにより政治体制が衰退の道を辿る様が印象深いです。 「ローマ人の物語30」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。29は「終わりの始まり」の上巻です。26以前のローマ帝国史を紐解いていく内容に戻り、五賢帝の最後を務めるマルクス・アウレリウスの生い立ち~治世前半戦をまとめた内容となります。哲人皇帝と呼ばれたマルクス・アウレリウスはルキウス・ヴェルスと初の共同皇帝体制を採用し、数々の災害や悲劇に立ち向かっていきます。 「ローマ人の物語29」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史につ…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。28は「すべての道はローマに通ず」の下巻です。これまでのローマの通史をなぞる展開は一時休止となり、社会インフラ整備の側面からローマ文明の特異さを論じるという内容となります。下巻の今回はハードインフラの水道とソフトインフラの医療・教育にフォーカスした内容となります。 「ローマ人の物語28」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄枯盛…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。27は「すべての道はローマに通ず」の上巻です。これまでのローマの通史をなぞる展開は一時休止となり、社会インフラ整備の側面からローマ文明の特異さを論じるという内容となります。上巻の今回はハードインフラの街道と橋、それを活用したローマの人々にフォーカスした内容となります。 「ローマ人の物語27」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。26は「賢帝の世紀」の下巻です。五賢帝の一人である第十四代ローマ皇帝ハドリアヌスの21年間の治世後半と第十五代ローマ皇帝アントニヌス・ピウスの23年間の治世を取り扱います。ハドリアヌスのパートは二回目の大規模なローマ帝国巡行を行い、またしても勃発したユダヤ戦役とユダヤ問題を中心に描かれます。ローマ帝国統治至上1・2を争うくらいに平和で安定政権を長期に築きあげたアントニヌス・ピウスのパートはその生い立ち・パーソナリティと第十六代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスに大きく影響を与えたアントニヌス・ピウスの政治哲学を中心に描かれます。 「ローマ人…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。25は「賢帝の世代」の中巻です。五賢帝の一人である第十四代ローマ皇帝ハドリアヌスの21年に及ぶ治世の前半部分を取り扱います。在位期間の大半を首都ローマ外でローマ帝国巡行に努め、前工程トライアヌスが築き上げた帝国システムの足固めと属領毎の細かな介入による立て直し、ローマ法大全作成などの功績を構成に残しました。 「ローマ人の物語25」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴…
今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。24は「賢帝の世紀」の上巻です。五賢帝の一人である第十三代ローマ皇帝トライアヌスの二十年余りの治世を追う内容となります。トライアヌスは初の属州出身のローマ皇帝であり、ダキア戦役によるローマ帝国領土最大化・圧倒的な公共インフラ事業推進・パルティア戦役などを手掛けました。 「ローマ人の物語24」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。) ■対象者:・ヨーロッパの歴史について興味関心のある方 ・ローマの栄…