今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。30は「終わりの始まり」の中巻です。五賢帝の最後を務める第十六代ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの治世後半とマルクス・アウレリウスの息子であり第十七代ローマ皇帝コモドゥスの12年間の治世を描いた内容となります。歴代ローマ皇帝では暴君と名高いカリグラに並ぶくらいの不適切なローマ皇帝の振る舞いにより政治体制が衰退の道を辿る様が印象深いです。 「ローマ人の物語30」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史の教科書や地図を手元に置いて読むとわかりやすくなります。…