今回は塩野七生氏の「ローマ人の物語」を要約していきます。36は「最後の努力」の中巻です。皇帝ディオクレティアヌスにより構築された四頭政が第二次体制を迎え、組成直後にバランスが崩壊した中で六名の皇帝が乱立・内乱状態となります。長い年月を経て、皇帝コンスタンティヌスと皇帝リキニウスの二頭政になり、歴史的転換点を迎えるキリスト教公認したミラノ勅令を経て皇帝コンスタンティヌスがローマ帝国の覇権を完全に抑えるまでの紀元305~325年の20年弱を描きます。 「ローマ人の物語36」 ■ジャンル:世界史・歴史小説 ■読破難易度:低(非常によみやすい文体で書かれており、一部物語調なのでサクサク読めます。世界史…