2024/06/27更新 京劇《覇王別姫》の項羽 項羽の登場する芝居はこちら 項羽は架子花臉(仕草や台詞が中心の浄)または臉譜を施した武生が演じます。 時を経て場所を違えて改良、改編されていくのが常、臉譜や衣装は演じられた時代や劇団、役者によっての違いはあります。 項羽の臉譜の色は黒が基調です。 黒色の臉譜といえばこのお方 額の中心から鼻すじにかけて徐々に狭まる逆三角形、それに繋がる細くなった線が両小鼻からほうれい線に沿って広がる黒い色。 鼻は白く、白い左右の額には「壽」の字を変形させた眉が描かれています。 跳ね上がる魚が向かい合って「八」の字のようにみえる黒い目元まわり。 鼻梁の両目頭の間に…