不妊治療、特に体外受精は必ずしも努力が報われる世界ではない、先が見えない本当に辛い治療です。子どもを授かりたい一心で、卵胞発育のための自己注射や服薬から始まり、体外受精に伴う卵巣がんのリスクもあるなかで、身体を痛めつけてまで採卵をして、費用や時間も掛けて、いろいろなことを犠牲にして、皆様必死の想いで治療をしています。 私たちはこれまで高刺激で5回も採卵(40回以上の卵巣穿刺)をしたにもかかわらず、採卵成績も良くなく、凍結している胚盤胞は現在3つしかなく(1つは他院では破棄する胚とまで言われてしまいました)、私たちにとって本当に貴重な胚であったことから、センター長のK医師には、これ以上採卵をした…