介護の現場で最も注意したいのが褥瘡の予防です。特に介護を必要とする方々は、動けない時間が長く、褥瘡になりやすい状況にあります。この問題を解決するために介護士が行うべき最も基本的なケアが、定期的な体位変換です。体位変換は、簡単に言うと、寝ている人の姿勢を定期的に変えることです。体位変換によって一箇所に圧力が集中することを防ぎ、褥瘡を予防します。体位変換で重要なのは、時間の管理です。一般的には2~4時間おきに体位を変える必要があります。しかし、これはあくまで目安であり、利用者の皮膚の状態や体調によってはもっと頻繁に変更する場合もあります。 体位変換の方法はいくつかあり、基本は背中にかかる圧力を減ら…