ゴミ箱にバスケットゴールをつけることでゴミの散らかりを無くす。公衆トイレの男性用便器にマークをつけて尿の飛散を減らす。ファイルボックスに斜め線を入れることで順番通りに並べたくなる。などなど…、ちょっとした「仕掛け」で問題を解決する。そんな”仕掛け”を研究したのが「仕掛学」です。 2023年に出版されたこの書籍では「”実際に著者らが作った”仕掛け」が紹介されています。 前著の出版以降、著者とゼミ生は仕掛けの考案・実験・検証に取り組み、企業や行政と一緒に社会実装を進めていきました。そうした成果は本書にまとめられています。(前著「仕掛学」は2016年に出版され、「世の中にある仕掛けの事例」を収集、分…