人生なんて、取り方ひとつ、考え方ひとつ。 何でだろうと、子供の頃思ったこと。 隣の男の子の話。 小学三年生のころ、隣に兄弟が、住んでいた。子供の頃の話なので、お母さんがいたかどうか記憶がない。 その男の子は、私より、2歳くらい上だったと思うのだが、その子のお父さんは、非常に酒飲みで、よく怒って、子供に手を挙げていたと思う。 他人の子供には優しい人だったけれど、いかつい印象で、子供心に、怖い人だなと思っていた。 ある日の夕方、例のごとく、酒を飲んで暴れて、子供たちに暴力をふるって、兄弟は、逃げ出した。 大きな物音で家から、飛び出して見てしまった。泣きながら、保育所の砂場に走っていくのを、私はつい…