計算の工夫を学習する際、18×3+18×7=18×(3+7)=180のように、18×は共通なのでまとめることができると習う。すると18÷3+18÷6=18÷(3+6)=2と答える子供がいる。とても素直な子である。 だけどこの答えは明らかにおかしい。足し算・引き算と掛け算・割り算が混ざった式は掛け算・割り算を先に計算するから、18÷3=6、18÷6=3より6+3=9が正解だ。 はじめの計算はまとめることができて、あとの計算はまとめることができない理由を説明できれば、同じ過ちを繰り返しにくくなる。だけどその説明ができる子供は極めて少ないだろう。 この間違いをする子供は、おそらく割り算が分数であるこ…