■「「間身体性」の近さと隔たりー間身体性の倫理学の構想(2)ー」(坂本秀夫著、跡見学園女子大学文学部紀要、第54号:125-144、2019)を読むの巻(2) 二度目に読んで、何となく分かってきた。その間、参照文献に挙がっていた、Richir, M. (2006). "Leiblichkeit et phantasia", in Psychotherapie phenomenologique (pp. 35-45)と、坂本秀夫『他者としての身体』(ブイツーソリューション、2009)を読んだためもあるが。 以下に、必要部分を抜粋して置く。 「フッサールは「知覚的空想(perzeptive Pha…