絶望的に相性が合わなかった友人 小学生の頃、相性が合わない友人「N」がいた。 ヒョロっとして痩せこけたニワトリみたいな顔をしており、動きがナヨナヨしているからオカマと呼んでいたような気がする。 向こう側からは、背が小さかった私に、唯一「チビ」と言ってきた嫌な奴だ。 小学2〜4年の頃、自宅に居たら親から邪魔者扱いされるので、学校を終えたら、よく住宅地を彷徨い歩いていた。 誰も遊び相手がいなく、最後の最後に終着地として仕方なく、そいつの家に遊びに行っていた。 何かのタイミングで、すぐに「オカマ」「チビ」の言い合いになり、子供っぽい口喧嘩になった。 何か悪いことを先生に告げ口するのも、いつも「N」だ…