「一首鑑賞」の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 177.小せぇお~いお茶飲みやがって 小さいお~いお茶を飲むな (伊舎堂仁) 砂子屋書房「一首鑑賞」で永井祐が取り上げていました。 sunagoya.com こういう感覚ってどこから来るのかなぁ。ちょっと怖いなって思う。自分の知らない世界と繋がっていそうな感じもそうだし、何であれ何かを自信満々で言われると納得してしまう自分がいるのを知っているから。 この歌は特にめちゃくちゃ好きってわけじゃないんですが(というか、めちゃくちゃ好きになったりするたぐいの歌ではないと思う)、永井祐の解説がとても面白かったのでぜひ読んでほしい…
書肆侃侃房 出版 東直子・佐藤弓生・千葉聡編著 「短歌タイムカプセル」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 伊舎堂仁 ぼくたちを徴兵しても意味ないよ豆乳鍋とか食べてるからね この人の歌めっちゃ面白い!こういうのに出会うから、アンソロジーはやめられません。確かにねー、豆乳鍋とか食べてる草食系男女を徴兵しても意味なさそうな感じするよねー。ゆとり世代って感じ! 豆乳鍋の他は何だろうなー、徴兵しても意味なさそうな食べ物って。今ぱっと思い浮かびませんね…。戦後に出てきた和風でおっとりした感じの食べ物だよね?洋風オサレ系統だとむしろアメリカの軍人とかめっちゃ食べてそうだもん…
休みが増えると休みの前日が増える。代休をとるときは週末とつなげないで水曜日にとる。それで火曜のレイトショーを見に行く。「成功したオタク」を今上映しているのは心斎橋だけ。足を伸ばそう。そう決めて月曜に労働を終えて自宅に戻ると、ツイッターがラニーノーズのオタクしゅんきの書いたnoteの話でもちきりになっていた。おすすめタブには関連ツイートが表示されるから、だとしても。読まずにいたい気がしたが「しゅんきのおばあちゃん」が気になったので読んだ。当該記事以外にもインパクトを持った記事があるようだ。しかし自分とは文脈を共有できていない人の書いた長文を読むのは骨が折れ、2つの記事を読んだところでブラウザを閉…
これから思い出すかもだから、増やします 出典わからないものがあって、知っている方がおりましたら教えてください◯綺麗だと思う。美しさと不穏さは紙一重であると感じる1. 嵐吹く三室の山のもみぢ葉は龍田の川の錦なりけり/能因法師 小学校で習った。川が錦って、すご! と思った。2. ガンジスは動詞の川ぞ歯を磨く体を洗う洗濯をする/俵万智『チョコレート革命』 中学校で読んだ。川が動詞!? すご! と思った。3. 瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり/正岡子規 マグリットの絵みたいなのが思い浮かんだ。4. ペダルを踏んでわたしを持ち上げるあいだ美容師がふと見る窓の外/福山ろか『眼鏡のふ…
部屋に帰り着いて「イライラする」「落ち着け」「とにかく風呂に入ってから何を食べるか考える」「頭を乾かしている間にレシピ検索する」と口に出しながら服を脱いで、無言で風呂に入って出て、「かぶ ツナ」「かぶ ハム」で検索するがつくる気にならず、ご飯は炊けているのに。冷蔵庫の中の萎びたかぶ、賞味期限の切れたハムが気にかかる。やっと食べたいものが思いつき、それはジャバンのりのかかったご飯だった。フライパンでハムエッグをつくってその横で冷凍コーンと青ねぎも火にかけ、丼にご飯をよそってジャバンのりをかける。誰も怒っていないようなことで勝手に怒って消耗してかわいそうな状況だからマヨネーズをかけてもよい。 自分…
(ブログの上位記事として表示されるように、便宜的に2023年の記事としています。いつか2022年11月20日付けに戻します。) 全然更新できてなくてすいません。家のことと仕事と大学院と、そして短歌のことで手一杯でした。 そんなこんなで、2022年11月20日(日)付で9年ぶりの歌集、第3歌集『memorabilia/drift』(書肆侃侃房、\2,100円+消費税)と第4歌集『polylyricism』(短歌研究社、\1,700+消費税)を同時刊行します。ぜひお近くの書店やオンライン書店等でお求めください。 *1 第3歌集『memorabilia/drift』 第4歌集『poylyricism…
11/ 12 (日)14:00〜15:30『現代短歌パスポート2』(書肆侃侃房) 刊行記念 伊舎堂仁 × 小島なお × 谷川由里子トークイベント ABC本店 【11/ 12 (日)】『現代短歌パスポート2』(書肆侃侃房) 刊行記念<br>伊舎堂仁 × 小島なお × 谷川由里子トークイベントaoyamabc.jp 現代短歌パスポート2 恐竜の不在号 作者:岡野大嗣,川野芽生,大森静佳,小島なお,谷川由里子,寺井奈緒美,我妻俊樹,北山あさひ,伊舎堂仁,安田茜 書肆侃侃房 Amazon
加藤治郎氏(以下敬称略)が当方に対して〈新しいnote〉で記事を書いておられるのを確認した。従前のnoteにアクセスできなくなったのか、心機一転したくなったのかは存じ上げないが、スクリーンショット的に、これまで加藤が当方に言及する形でnoteで書いてきた文言を記録しておく。これは、当方が望むことではないが、記事の改変を防ぐためのやむを得ない措置でありURLは示す。コピペにあたって可読性向上のための微修正(noteのスキ数の削除、氏名の重複回避)は施しているが、本文に文言の相違があったとしたら、それは当方の責ではなく加藤の修正によるものである。下記についてはすべてすでに応答済みであり、言及未了の…
2023年11月、文芸同人誌「nakanzukus」vol.01を刊行いたします。11月11日(土)に開催される「文学フリマ東京37」会場での手売りを初売りとし、それ以降に通販等の対応を行います。 (手売り、通販いずれも事前の取り置き・予約を承ります。詳細は後述します) 「nakanzukus」とは 平出奔が個人編集を務め継続的な発行を行う文芸同人誌です。 誌名は「ナカンズクズ」と読みます。「就中(なかんずく)」という言葉に由来します。 平出奔という人物についてはこちらをご参照ください。 「nakanzukus」vol.01 掲載内容 今号の掲載作品はいずれも小説作品です。 ●大森静佳「かまき…