昭和残侠伝 高倉健 Amazon ★★★★ 昭和21年(1946年)頃の浅草。露天商を束ねる神津組は悪どい新誠会と敵対してきた。神津組は親分の死後、復員してきた寺島清次(高倉健)が後を継ぐ。神津組にはやくざの風間重吉(池部良)が身を寄せていたが、彼の目的は生き別れの妹を探すことだった。やがて神津組と新誠会の緊張関係が強まる。 昭和残侠伝シリーズ第1弾。 高倉健が格好いい。それに尽きる。 男のダンディズムを体現しているところが肝だろう。たとえば、清次には相思相愛の綾(三田佳子)がいたが、彼女は清次が復員する半年前に別の男(江原真二郎)と結婚していた。清次は相当未練があるはずである。しかし、それを…