何者(新潮文庫) 作者:朝井 リョウ 新潮社 Amazon 世の中は面白い小説で溢れているが、その中には「今読むべきではない」というタイミングが存在するものがあるだろう。そして本書は間違いなく、就活真っ只中の人間は読むべきではない。なぜなら人によっては内容がぶっ刺さりすぎて、就活に向けたモチベおよびメンタルが崩壊する可能性が大いにあるからだ。自分も本小説をはじめて読んだのは、就活が終了した少し後のことである。それはたまたまだったのだが、そのタイミングで良かったと心から思った。それほどに本書は就活のリアルが描かれている作品である。 読んだ本 タイトル:何者 著者:朝井リョウ 本記事のサマリー 理…